カルトゥージア – 歴史的イタリアンフレグランス (日本での入手方法)

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カルトゥージアは、ナポリ湾に浮かぶ魅力的な島カプリで誕生した香水ブランドで、島の花や果実から抽出したエッセンスが特徴です。1300年代に遡るナポリのジョヴァンナ1世と関連した伝説的な起源を持ち、数十年にわたり活躍してきました。
近年では、日本を国際展開の重要な拠点として事業を拡大しています。

本記事では、このブランドの歴史や価値観を探り、記事の最後で日本での購入方法をご紹介します。

Carthusia profumo

ブランド概要

The 「カルトゥージア」という名前は、「Certosa(チェルトーザ)」に由来し、カプリ島のサン・ジャコモ修道院を指します。この修道院がブランドの発祥地です。 

ブランドの香水の起源は伝説に根ざしています。1380年、サン・ジャコモ修道院の院長がジョヴァンナ1世を迎えるためにカプリ島の美しい花々を集めました。この花々が3日間水に浸った後、その水が芳しい香りを放っていることに気付きます。この香りは、カプリ特有の「ガロフィルム・シルヴェストレ・カプレーゼ」という植物に由来するものでした。この発見が、カプリの香水伝統の始まりとなりました。

1948年、修道院の院長が修道士たちが作成した古い香水のレシピを再発見し、教皇の許可を得て、ピエモンテ州の化学者ジョヴィーノ博士と共有しました。この協力を通じて「カルトゥージア」という名前の世界最小の香水研究所が設立されました。

現在、カプリ出身のシルヴィオ・ルオッコと娘のヴァージニアが20年以上ブランドを運営しています。パンデミック中にはオンライン販売を強化し、アメリカ、ドイツ、日本、韓国などの主要市場で成長を続けました。

カルトゥージアは、カプリの自然から採取した高品質な原料を使用し、伝統的な修道士の手法を大切にしながら、職人技で香水を製造しています。

ブランドのロゴは、1948年に画家マリオ・ラボチェッタによってデザインされたリバティ様式のアイコニックな人魚です。このロゴは、古代ギリシャ時代から人魚が棲むと言われるカプリ島の神話を象徴しています。

Carthusia - website laboratorio-di-fragranze

主な製品ライン

カルトゥージアは、以下のような幅広い製品を提供しています(日本で販売されていない場合もあります)。 

香水: クラシックなオードパルファム、ソリッドフレグランス、ロールオンスティック

ボディケア: ボディクリーム、ハンドクリーム、シャワージェル、石鹸、日焼け止め、美容製品、男性用グルーミング用品

ホームデコ: ディフューザー、キャンドル、ルームスプレー 

ディフューザーがお好きなら、次の記事もチェックしてください  「日本で見つかるエレガントなイタリア製ディフューザー9選」

その他: トートバッグ、ポーチ、パレオなどのトラベル・ビーチアクセサリー 

香水はカプリ島の自然から着想を得ており、たとえば、男性用の香水にはソラーロ山のローズマリーが、女性用の香水にはカプリ島の野生カーネーションが使われています。

カルトゥージアと日本

公式ウェブサイトがイタリア語、英語、日本語で利用できることからも、日本市場への強い意識が伺えます。

フラッグシップストアは主にナポリとカプリ島にありますが、国際的には日本に2店舗、香港に1店舗、そして世界各地の小売店で取り扱われています。

会長シルヴィオ・ルオッコの娘ヴァージニアは、日本での学びを活かし、ブランドに新たなエネルギーと革新をもたらしました。

Carthusia - website

購入場所

カルトゥージア 麻布台ヒルズ – 東京 (Googleマップ)

カルトゥージア 松坂屋 – 名古屋 (Googleマップ)

公式販売店: 日本全国約40店舗のブティックや百貨店で購入可能です。公式ストアリストはこちら。 https://www.carthusia.it/en/store-locator/ 

まとめ

神話的な起源と謙虚な再発見を経て、ブランドは成長を遂げ、職人技と高品質基準を維持しています。今日、カプリ島の自然の本質と歴史に根ざした香水を製造するカルトゥージアは、日本市場での成功により、その選択の正しさを証明しています。